菊太郎刃物製作所では、ご来店頂き商品をご購入頂きました方に、
より長く当店の刃物を“切れ味よく”使用して頂く為に便利なチラシをご用意しています。
その一部をホームページでご紹介いたします。
当店に、「切れ味が悪くなった」と刃とぎのご依頼で持ち込まれる刃物で、
よく見かけますのが「ハマグリ刃」が付いた刃物達です。
この「ハマグリ刃」は、砥石を正しく使えていない為におこります。
先ず、新品の砥石にマジックで格子を書きます
包丁を間違った使い方で研ぐと、砥石の中央部分のマジックが消えてしまいます。
中央が窪んだ砥石で研くと、刃先に「ハマグリ刃」が付いてしまいます。そのため、刃物の切れ味が悪くなってしまいます。
ハマグリ刃(上記)のように、中央の窪んだ砥石を修正するには、次のような方法で直します。
中央の窪んだ砥石に、マジックで格子柄を書く。
マジックが乾いてから、平たいコンクリートで水を付けながら擦ると、高い所のマジックが先ず消えてきます。
ずっと擦ると、全体のマジックが消えます。
砥石を乾かしてから、再びマジックで格子柄を書きます。
平らな砥石で包丁を研ぐと、真っ直ぐな刃が付きます。真っ直ぐな刃になると、長く・良く切れます。
両端がへこんだ砥ぎ石は、次のような方法で直します。
(A)と(B)だけを起こしてコンクリートにこすりつける。
※両脇のカケは、使用することが少ない。
※両脇のカケは、砥石の直しをする際邪魔になります。
ずっと擦ると、全体が平らになります。
出刃庖丁・菜切庖丁・牛刀 ペティーナイフ など
柳刃・薄刃庖丁・筋引き など
砥石は荒砥石と中砥石が主です。
家庭用 | 出刃庖丁、菜切庖丁 |
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理髪店用 | カミソリ、理髪鋏 |
大工道具用 | ノミ、鉋 |
※引いて切る刃物には仕上砥石は不要です。